HOME > 新着情報一覧イタリア大好き「2015年サルバトーレ通信」vol.37
2015年10月09日
フレッシュなカルチョーフィが通年入荷?
今回のテーマはカルチョーフィ(カルチョフィ)。
フランス語(と英語)ではアーティチョークと言います。
イタリア語でカルチョーフィ、日本語ではチョウセンアザミ
ちなみにイタリア語の単数形はカルチョーフォです。
先月、弊社の展示会が大阪でありまして、
その際フレッシュのカルチョーフィを見つけました!
フランス産ベビー・アーティーチョーク
通年入荷できるという説明を聞き、 ちょっと調理にチャレンジしてみました。
これが送っていただいたフレッシュ野菜です。
フランス産ベビーアーティーチョーク、
オランダ産黒ニンジン、 オランダ産ベビーパプリカ(黄/赤/橙)
カルチョーフィだけでよかったのに、
こんなに沢山送って下さいました!
送っていただいた野菜を楽しむのなら…と考えて。
この季節はバーニャカウダでしょう!
なぜか、向こうの野菜は、甘い!
黒ニンジンって色が出てきてしまうので
皮をむかずにそのままの方がいいかな?
と、試行錯誤しながら切ってみました。
あとはカルチョーフィ
初めてフレッシュのカルチョーフィを調理する事に
ちょっとときめいた私ですが、
ローマっ子がこよなく愛するのがカルチョーフィ。
よし、がんばろー ‼
ローマの春で絶対外せないのがカルチョーフィです。
冬の終わり頃から春にかけて、必ず口にします。
日本の凄い所は、1年中季節の物が手に入り、楽しめる事です。
もうトリュフも冬だけではなく、夏も秋も場合によっては、
南半球からも取り寄せる事も出来ます。
(編註:当社のフランス産フレッシュトリュフは夏・秋・冬と受注発注で販売しています)
ただ、季節感を失ってしまうのもどうなのかな…難しい所です
ローマのカルチョーフィは、カルチョーフィ・ロマネスキという品種で
まん丸でとげとげの無いタイプです(とげとげの尖ったカタい物もありますよね)。
今回のも近縁種なのか棘もないし割と小さめ、使いやすいサイズ感だと思います。
ローマ風にするかユダヤ風にするか、フリットもありか…
まず、ガクを下から5枚ぐらいはぎ取り、
頭の部分を水平に半分カットして、
花弁が広がるように垂直に叩いて広げ
切り口にはしっかりレモンを塗り、
弱火でじっくり黄金色になるまで揚げていきます。
よく油を切って、塩、ブラックペッパー、オリーブオイル、
それとレモンをかけてナイフとフォークでいただきます。
外はコンガリ、中はシットリです!
ちょっと失敗したフリット…
ホントは、イルボッカローネのやりいかのフリットを真似したかったんですが…
見た目は悪いけどめちゃくちゃ美味しかったです!
このカルチョーフィ、大きすぎず、棘もないし、あまりアクもなし。
味も爽やかな逸品でした。このサイズならフリットも楽しめるし
価格もお手頃で、おススメ商品として紹介できるのでは?と思います
ただ、通関がうまく切れなかったりで入荷予定がズレる事もあるそうで
ご注文の際には少し日程に余裕をもっていただく方がいいかもしれません。
当社が直輸入するフレッシュの商品にも同じ事が言えますが
日本の税関は世界一厳しいかも?と思うくらい、とても細かく検査されます。
ホンの少しでも異物(土や虫の死骸など)が入っていたらアウト。
その厳しさが日本を守っているんですけどね。