HOME > 新着情報一覧イタリア大好き「2016年サルバトーレ通信」vol.44
2016年06月03日
しばらく前、イタリア人の友達より
アブルッツォ料理のお店を紹介してもらいました。
お店はオープンして2年だそうですが、
開店する3年前から千葉で畑を耕して
アブルッツォから野菜の種を取り寄せて栽培し、
その野菜がようやくお店で出せるようになった
と言うお話を聞いて、
久しぶりに楽しいひと時を過ごせました。
私が行った時は残念ながらもう
そら豆の旬の時期は終わっており、
シーズン中は生の状態で
ペコリーノを乗せて提供している、と聞いて
次のシーズンは絶対に食べたい!と強く思いました。
今は、調理して瓶詰にして寝かせているので、
あと1か月くらいしたら食べられると言う事でした。
そのお店、生ハムやサラミ、コッパなど
みんな手作りしている不思議で素敵なお店です。
先日、自家栽培のカルチョフィが食べ頃だと言って、
知り合いの女の子がお土産で持って来てくれました。
見た感じ、ガク周辺の部分も柔らかそうだったので、
先端部分だけ切り落とし、パスタ料理にしてみました。
大きいものは1/4に、小さいのは半分にカットし
レモン汁で黒くなるのを抑えつつ、塩を振り
小麦粉をまぶし、にんにくオイルでユックリ火を入れます。
フリットぽくしたかったのですが…なりませんでした…
小麦粉が少なすぎたんでしょうね。コーティングしきれなかった。
ちょっと寂しいので黒のオリーブも入れて、色みを少しだけ華やかに
初夏に合うようレモンの果汁とピールで味付け
パスタと絡め、イタリアンパセリを載せて出来上がり!
仕上げにDisantiのエキストラヴァージン、いい感じです。
結局、カルチョフィのガクの部分は
硬すぎて食べられませんでした…
ガクの部分は、チュパチュパと吸って吐き出す、
ちょっとワイルドな食べ方で…
芯の部分だけですね!美味しいと思えるのは。
またいい勉強になりました。
編註:アブルッツォとは
イタリアの中部に位置する州で、州都はラクイラ。
ギターのような専用の器具で作られる
スパゲッティ・アッラ・キタッラは、
アブルッツォ料理の代表的なパスタです。
州の南側にあるアブルッツォ国立公園は
ヨーロッパで五指に入る世界的に有名な観光地です。